今回は、自然栽培のお米を使って超有料級の最高の生米食パン350gと400gの比較レシピをご紹介します。(youtube動画では編集不足なため比較動画として分かりづらいものになっていますがこちらのブログに詳細を書いています)
卵や乳製品も使わないので、アレルギーやヴィーガンの方でも安心しておいしく食べられます。
自宅のお米でも作れるのですが、水分量がわからないという方も多いと思います。
生米パンが注目されていますが、自分で焼くとなると「米の種類や選び方がわからない」「レシピ通りに作ってもうまく焼けない」「自宅の米を使って作ってみたけどうまく焼けなかった」という悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
2017年にアメリカで生米パンのワークショップをする時に、色々な米を使って実験したり、失敗した経験から誰でも同じように焼ける水分量の配合パターンを編み出しました。
だからこそ、米粉や米のことを知り尽くした私がおすすめする米を使えば間違いありません!
お米選び、水温について、水分量についてのポイント、最後に衝撃の事実についてお伝えしますので、ぜひ一緒に作っていきましょう!
材料紹介
(350gと400gの2パターンの比べ焼き)
【材料】
(350g)
- 自然栽培米(亀の尾) 350g→浸水後460g(亀の尾は幻のお米と言われているお米でコシヒカリやササニシキ、ひとめぼれなどの親にあたる品種です)
- 甜菜糖 25g
- 天日塩(ぬちまーす) 6g
- 油(太白胡麻油) 20g
- 冷水 178g(43%)※水分量全体で43%です
- イースト(Red star) 6g
(400g)
- 自然栽培米(亀の尾) 400g→浸水後527g(亀の尾は幻のお米と言われているお米でコシヒカリやササニシキ、ひとめぼれなどの親にあたる品種です)
- 甜菜糖 28g
- 天日塩(ぬちまーす) 7g
- 油(太白胡麻油) 22g
- 冷水 204g(43%)※水分量全体で43%です
- イースト(Red star) 7g
準備ー前日浸水ー
お米が十分につかるくらいの水を入れて、ラップをします。
冷蔵庫で1日浸水させます。
生米食パンの作り方
しっかり水分を切る!
型に合わせてシートを切り、シートの真ん中に型を置きます。
お米(亀の尾)400gの浸水させたお米は527gでしたので、冷水は204gです。
『浸水後のお米の量×43%』が使用する全体の水分量です。冷水の量はそこから入れる油を引いた量です!
固ければ少し水を足してください。ペーストの粒感がきれいにペーストになっているか確認します。
イーストは、イーストが潰れないように温度が上がり過ぎず、冷た過ぎないように温度を測りながらやります。
触ってみて、ほんのり温かい35℃くらいが目安!粒感が残っていて、温度が上がりすぎた場合は一度氷水などにコンテナごと冷やしてあげて温度を下げてください。冷めてから再度回してあげるといいです!
竹串を刺して、2倍の高さになるところに線を入れておきます。
霧吹きをしてから焼きます。
試食
こっちの方の食パンは、生米を400gにして焼いてみました。トップまでしっかり膨らみます。
400gの方の米粉パンを薄くスライスして焼いてみました。表面はサクサクなんですけど、生米独特のモチモチ感が半端なくおいしいです。また焼くことで風味がふわっと香ばしくて、すごくおいしい!
この配合も、甘みと塩味のバランスがすごく良いので、お米自体がしっかり噛むと、甘みが増してくるようなお米なので、本当に素晴らしい生米食パンです。
手作りのプラントベース、カシューナッツベースのクリームチーズをちょっとつけてみたいと思います。白ワインとかスパークリングのワインを合わせて食べると、すごくおいしいと思います。
おいしすぎ♪素晴らしい。焼かない食パンも本当に素晴らしくふわふわもちもちで、天に舞うって言い過ぎかもしれないですが、もう飛んでいきたくなるぐらいおいしいです、たまらないです!
焼き立ては、3~4時間しないとカットしにくいんですが、冷蔵庫でちょっと粗熱が取れてから1時間くらい冷蔵庫に入れて冷やしてあげると、パンが薄く切りやすくなります。その後、カリカリにオーブンとかで焼いて食べたら、これまた最高においしいので、冷凍するよりも冷蔵で保存するのもおすすめです。
皆さんもこの素晴らしいお米で生米パンを作ってもらえたらと思います!
私が生米パンに詳しくなったきっかけ
実は、2016年に生米パンの研究していて、その後アメリカで米粉パンのレッスンを開催する運びになりました。
その前に試作するためにアメリカの米粉を日本に送ってもらって試作してたんですが、日本の米粉と一緒のように焼いても、全く違う米粉パンができてうまく焼けませんでした。
これはまずいなぁと思い、悩みに悩んだ挙句、米って言ったら世界共通でどこにでもある…
「そうだ!生米からパンを作るレッスンしよう」
と思い立ち、生米パンのレッスンに切り替え、2017年にアメリカで初の生米パンを上陸をさせて大成功しました。
この年にレッスンを受けてくれた方が、『また開催してほしい!』と言ってくれて、開催のセッティングとかしてくれたこともあり、2018年のニューヨークでの生米パンのワークショップが大成功!
日本でも、2017年から私の受講生にお伝えして、広がっていきました。
おわりに
生米食パンいかがだったでしょうか?
お米によって吸収率が変わってきます。例えば100gのお米を浸水させて浸水米150gのお米と、浸水米200gのお米では私の出した計算式(43%)では150gのたった50gしか吸収しなかったお米だと水分量が少なすぎてうまくパンが焼けません。講座ではもっと詳しく焼き比べをしたりお米自体を知ることから成功に導いてきました。43%はあくまでも目安なので、お米によって少しパーセンテージが変わっていきます。
こう言った見極めなどを知りたい方、極めたい方はぜひ受講してください!
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Youtubeでもこのレシピについて動画配信をしていますので、合わせてご覧ください!
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