日本では1月下旬からスギ花粉をはじめ、様々な花粉が飛び始めます。ピークは2月から4月までですが、花粉自体は1年中飛んでいるので花粉症に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
実は皆さんが普段口にしている牛乳やチーズなどの食品には、花粉症にまつわる知られていない秘密があります。少しでも花粉症の症状を軽くしたいと思っている方はぜひ最後まで読んでくださいね。
【花粉症】が悪化する食べ物って?あの意外な食品が原因!?
まず結論から言うと、牛乳、チーズなどの乳製品は花粉症を引き起こしてしまう要因になります。牛乳、チーズに含まれているタンパク質(ミルクタンパク)が原因です。
このタンパク質が吸収されることで、「異物が入ってきた!」と体が反応します。牛乳やチーズを摂取すると、腸内細菌が乱れて機能が失われ、増殖したカンジダ、有害細菌が小腸に穴を開けてしまいます。
その穴から未消化のタンパク質(ミルクタンパク)が漏れてしまい、血液中に広がっていくのです。
この症状を英語で「リーキーガット」と言い、「漏れやすい腸」を意味します。
これが花粉症になる原因になります。
ミルクタンパクの他にも、小麦、ライ麦、大麦に含まれている「グルテン」も同じように花粉症を引き起こします。
花粉症のしくみ
花粉(異物)が入ってきたと反応した体は、それらを排除する物質「IgE抗体」を作ります。次に白血球細胞の一種である「マスト細胞」が「IgE抗体」と結合し、活性化されます。
花粉(異物)が入ってくると、活性化された「マスト細胞」が排除する準備を始め、「IgE抗体」が花粉(異物)を捕らえ、結合します。(抗原抗体反応)
そして活性化された「マスト細胞」から、ヒスタミン、ロイコトリエンなどが放出され、アレルギー反応であるくしゃみ、鼻水、かゆみ、発赤の症状が起こります。
これが花粉症になるしくみです。
花粉症改善のための対策
では、辛い花粉症の症状を少しでも改善させるためにはどうしたらよいのでしょうか。具体的な対策として、次の2つが効果的です。
・乳製品の摂取を控える
・精製加工食品の摂取を控える
・小麦製品をやめる
外から守る花粉対策だけで見るとマスク、メガネの着用などがありますが、原因になっている食品摂取を控えるだけでもだいぶ改善されていきます。
乳製品、精製加工食品、小麦の摂取を控えるだけで「リーキーガット」は修復されます。すぐにはやめられないという方でも、まず一つ、牛乳から控えてみるのはどうでしょうか。
これを機に、食事改善をしてみるのもいいですね。
朝食に野菜スムージー、フルーツ。昼食、夕食には野菜たっぷりのサラダをプラスして、なるべく油を使わずに調理するなど。
食事改善をすることで、アトピー、じんましん、喘息などの花粉症以外のアレルギーにも効果があらわれてきます。
さらに、関節リウマチなどの自己免疫疾患にも効果的なので一石二鳥です。
おわりに
牛乳やチーズの摂取が花粉症を引き起こす原因になる、と聞いてびっくりした方も多いのではないでしょうか。
日本は、4人に1人が花粉症と言われています。
くしゃみや鼻水などの辛い症状を少しでも軽減させるために、今日からできることを少しずつ始めていきませんか?食事改善で辛い花粉症時期を乗り越えて、快適な生活を手に入れましょう。
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