【初心者】必見！！米粉パンに向く米粉は…

「米粉」と聞いて真っ先に思いつくのは、パンや洋菓子という方はいませんか？最近では、米粉を使用したパンやお洋菓子が多く販売されているため、こうしたイメージを抱く方も多いかもしません。

しかし、米粉には種類があり、種類や製粉方法によって出来上がりの食感も異なるのです。ここでは、米粉の種類や製粉方法を説明しながら、米粉パンに向く米粉をご紹介していきます。

【初心者】必見！！米粉パンに向く米粉は…

米粉とは、その字の通り、お米（うるち米やともち米）を粉砕し粉末状にしたもののことを言います。米粉と聞くと、「小麦アレルギーがある人でも食べられる粉」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか？実際、米粉を使用したパンやお菓子が市場で多く出回っており、一度は目にしたり購入したことがある方もいるかもしれません。

そんな米粉ですが、実はパンやお菓子だけに使用されているわけではありません。私たちが食べたことのある白玉・お団子・おまんじゅうなどにも米粉が使用されているのです。

また、米粉は小麦粉に比べたんぱく質を多く含む他、食物繊維が多く血糖値が上がりにくい粉としても知られています。

米粉には色々な種類があり、その種類を使い分けることによって、その米粉が持つ味を存分に活かすことができるのです。

　米粉の種類と製粉方法について

すでにご説明した通り、米粉はうるち米ともち米から作られます。また、米粉を作るまでの製粉方法も米粉によって異なります。ここでは代表的な米粉をご紹介します。

うるち米から作られる米粉

• 上新粉（別名：米粉・米の粉・しん粉）

パンに使用される他、かしわ餅・ういろう・草餅などに使用されます。上新粉は、二本の回転するロールに、原料となるうるち米を入れて粉にする【ロール製粉】という手法で作られています。

また、米粉の新しい製粉方法に【気流製粉】と呼ばれる手法があります。この製粉方法により、粒度の非常に細かい上新粉が製造できるようになったと言われています。

ちなみに、粒度とは粒の大きさのことで、小麦粉が30ミクロンなのに対し、販売されている米粉の多くは、30ミクロンから120ミクロンくらいのものまであります。パンや製菓などに使用される上新粉（米粉）は、180ミクロンと非常に細かい粒度のため、よりもちもちした食感になるのです。

• だんご粉

お団子に使用されるだんご粉は、上新粉同様にロール製法で製粉されていますが、上新粉に比べ粒度が少し小さく140ミクロンとなっています。

もち米から作られる米粉

• 白玉粉

つるりとした食感が特徴の白玉粉は、白玉玉やおしるこ、大福餅などに使用されます。白玉粉は、一晩水に浸したもち米をふるいにかけ、水にさらし乾燥させることでできます。工程が多いため、米粉の中では少し高く販売されています。

• 道明寺粉

水に浸して蒸したもち米を、荒めにひくことでできる道明寺粉は、おばぎや和菓子などに使用されます。

用途によって米粉を使い分けよう

このように、米粉は作るものによって粒度や製粉方法が異なるため、米粉を使用するときは、用途によって使い分けることが必要です。

特に、米粉パンを作る場合、粒度が細かい米粉を使用する必要があります。そのため、上新粉の中でも粒度が細かいものを選ぶか、米粉パンように販売される米粉を使用することで、もちもち食感の米粉パンが出来上がるでしょう。

こちらは、米粉パンが初心者の方でも作りやすい米粉となっているのでとてもオススメです！

米粉パンを作るなら、粒度新粉の中でも粒度が細かい米粉を選ぶようにしましょう！

最後に

いかがでしたでしょうか？

このように、お米を粉にした米粉は、パンだけでなくおせんべいや和菓子など私たちの身近な食品に多く使用されている魅力溢れた粉なのです。この機会に、ぜひ米粉を使用した米粉パンを作ってみてはいかがでしょうか？きっと、米粉パンの美味しさに魅了されてしまうかもしれません。