シングルマザーになった途端、女性は子供の母でもあり一家の大黒柱にもなります。そうなると、当然ながら【仕事】は必要不可欠な存在に。働き方には、正社員とパートがありますが、どちらにもメリット・デメリットがあるため、悩まれる方も多いのではないでしょうか?今回は、双方を比較しながら、シングルマザーの働き方についてご紹介していきます。
正社員で働くメリット・デメリット
正社員の最大のメリットは、安定したと収入社会保険へ加入ができることです。
基本的に、退職届けを提出しない限り、急に解雇されることもパートに比べ少ないですし、安定した収入が毎月見込めます。また、賞与や昇給などもあり、社会的信用度が高いことから、賃貸はもちろん、住宅の購入も可能です。
収入面では安定している正社員ですが、デメリットとしては、時間的拘束が長いことです。正社員になると、週5勤務・フルタイム・残業があるケースが多いため、子供の学校行事などで苦労することが多いです。もちろん、正社員になれば有休休暇もあるため、有休休暇を使用することで学校行事に参加することはもちろん可能かと思います。しかし、幼少期のお子様がいる場合、急な発熱で学校を早退・欠席などで仕事に行けなくなることも多く、実際に有休休暇を取りづらいという声も多々聞きます。
つまり、正社員の場合、安定した収入は見込めますが、時間的拘束が長くなることから、子供といれる時間は短くなる上に、学校行事に参加しづらくなります。そのため、正社員を希望するのであれば、子育て世代のママさんが多く在籍している職場や、シングルマザーの働き方に理解がある職場を探すことをオススメします。
パートで働くメリット・デメリット
パートの最大のメリットは、時間的調整がしやすいという点です。もちろん、出勤日が固定されている職場の場合、正社員と同じように時間的拘束が生じてしまい、学校行事に参加しづらくなってしまいますが、シフト制を導入している職場を選べば、出勤時間や出勤日などの調整がしやすい上に、残業もほとんどありません。もし、残業が生じてしまっても、時間給で働くパートの場合、残業分の給与も発生するので、その点はプラスです。
デメリットとしては、収入面が安定しないことや勤務時間によっては社会保険制度を利用することができない点です。パートの場合、人件費削減でシフトを減らされることがあったり、そもそも正社員に比べ収入も少ないことから、生活面では少し苦労するとが多い傾向にあります。
ただし、一定の基準を満たすことで、パートであっても雇用保険や社会保険に加入することができます。雇用保険に入っていれば、失業保険・教育訓練給付金・育児休業給付金・介護休業給付金を受けることができます。また、社会保険に加入することで、傷病手当金や厚生年金制度など社会的メリットが生じます。もちろん、加入することで社会保険料は生じますが、国民健康保険と大きな差はありません。そのため、パートで働くのであれば、雇用保険や社会保険に加入できた方が、将来的な安心感も生まれるためオススメです。
何を1番に重視したいかを明確にする
シングルマザーの場合、【安定した収入】は日々の生活を送る上で必要不可欠です。そのため、週4・5で1日最低でも5~6時間しっかりと働いた方が、生活に余裕が持てるようになってきます。
しかし、子供の年齢によっては、長時間が厳しいというご家庭もあるかもしれません。その場合は、育児と仕事のバランスを自分自身で考えながら選択する必要があります。
小学生以下の場合
保育園や認定こども園などを利用していれば、施設によって6時以降まで子供を預かってくれます。その場合、週4・5のパートやフルタイムで働くことは可能ですが、子供と一緒にいれる時間がは必然的に短くなってしまいます。得に、まだ自分のことも自分でできない年齢なので、周囲に手助けしてくれる親族がいない場合、仕事と育児のバランスを掴むのが少し大変かもしれません。
そのため、生活の余裕よりも子育てを優先するという方法もあります。
小学生以上の場合
小学生以上になると、学校の放課後クラブや学童などでも預かり(一定の基準あり)が利用できたり、自分でできることも多くなるため、時間的余裕が生まれやすくなります。
また、成長するにつれ、教育費・食費・生活費なども増えていくことから、可能であれば働く時間を増やしていきたいところです。
子供の様子・自分自身のバランス・生活面などを考慮し、仕事を増やしていくと良いでしょう。
このように、小学校入学をターニングポイントとして、働き方の例をご紹介してきましたが、生活環境によって、当然ながら働き方も変わってきます。どんな働き方にせよ、シングルマザーは一家の大黒柱のため、安定した収入は必要不可欠です。
今現在の子供の状態と、ご自身の状態を踏まえ、ワークライフバランスを考えながら働き方を選ぶようにしましょう。
コメント