夫のDVから逃げたいと考えている方は、まず母子生活支援施設(母子寮)へ申し込んでみようと行動する方が多いですが、シェアハウスという共同住宅をご存じでしょうか?
シェアハウスとは、一つの住居に複数人が暮らす賃貸物件のことをいいます。
今はシングルマザー専用のシェアハウスもあるので、この記事ではシングルマザー専用のシェアハウスについてのメリット・デメリットについて紹介していきます。
シェアハウスのメリット・デメリットは?
ここからはメリット・デメリットを紹介していきます。
シェアハウスのメリット
・家賃、光熱費が安い
複数人で家賃、光熱費を割り勘して支払うので、一人にかかる金額を安くおさえることができます。
・敷金、礼金がないところが多い
シングルマザーになると経済的に厳しくなる家庭が多くなります。そのための支援として、敷金、礼金を免除してくれる物件があります。
・子育てをサポートしあえる
同じような境遇の母子家庭と一緒に暮らすので、お互いが協力しあうことができる環境にあります。情報を共有したりすることで精神面でも安心感を得られます。
・自治体によっては住宅手当をもらえる
国が定めている母子家庭のための住宅手当は存在しません。しかし、自治体によっては母子家庭への支援で家賃補助などを行っているところもあります。事前に通知が来るわけではないので、住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。
・物件が綺麗
母子が住みやすい環境を整えてくれている物件が多く、部屋も綺麗に管理されているところが多いです。
・大家さんが定期的にケアにきてくれる
住んでいるシェアハウスの大家さんが定期的に訪問してくれます。お母さんたちの悩みや相談を聞いてくれますので、心に寄り添ったケアをしてくれるのも人気の一つです。
シェアハウスのデメリット
・物件数が少ない
シングルマザーの専用のシェアハウスはまだまだ認知度も低く、物件数も少ないのが現状です。物件数が少ない分、住むところも限られてきますので、入居を考えている方は事前にルールなどを確かめておきましょう。
・人間関係のトラブルが発生する可能性がある
家事なども分担して行わなければいけないため、価値観の違いなどが出てくるとトラブルに発展するおそれがあります。トラブルに巻き込まれないためにも、それぞれが協力しあったり話し合ったりしていくことが大切です。
・キッチン、浴室、トイレが共同
シェアハウスは水回りが共同になるので、自分が使いたい時に使えないなどの不便さを感じることがあります。トラブルにならないように、事前にルールを話し合って決めておくといいでしょう。
・プライバシーが完全に守れない
部屋はそれぞれの家庭にありますが、水回りなどは共同になるので他の同居者と完全に会わないのは無理でしょう。それがストレスと感じてしまう方は厳しいかもしれません。
おわりに
上記でも紹介した通り、メリット以上にデメリットもあるのがシェアハウスです。
母子生活支援施設(母子寮)と違うのは、家賃がかかる、水回りは共同で使わなければいけない点です。
自分で自由に使いたいと思っている方には、少し不便さを感じるかもしれません。
シェアハウスでは、自分たちでルールを決めて生活していく必要がありますが、自分と似た境遇の人たちと助け合って生活できるのはシェアハウスならではのメリットでしょう。
シェアハウスを考えている方は、メリット、デメリットを理解したうえで検討してみてくださいね。
コメント