DV(ドメスティックバイオレンス)で悩んでいる方は年々増加しています。
特に、配偶者からのDVを受けたことがある人は4人に1人という結果になっており、国が行っている調査結果でも命の危険を感じた人の数は計り知れません。
それでも、自分がDVされている自覚がない人が多いのも事実です。
DVがどういうものか、どういうことに気を付けていけばいいのか、この記事ではDVについて紹介していきます。
DV(ドメスティックバイオレンス)とは?
DV(ドメスティックバイオレンス)は、家庭内暴力との定義が主流でしたが、日本では配偶者、家族、内縁関係、恋人などの親密な関係にある者から振るわれる暴力のことを意味します。
DVに関する法律は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」が正式名称で、「DV防止法」「配偶者暴力防止法」とも言われています。
この法律では男女関係なく、夫婦間の身体的な暴力が対象となっています。
DVにもいくつか種類があり、世間でもだいぶ知られるようになってきました。
・身体的暴力
身体に、殴る、蹴る、物を投げつけてケガをさせるなどの虐待。
・経済的暴力
生活費を与えないなどの、金銭的暴力。
・精神的、心理的暴力
相手を無視する、暴言を吐くなど精神的に苦痛を与える。
・性的暴力
セックスの強要、ポルノを無理矢理見せるなどの、性的虐待。
・社会的暴力
友人、実家や親族、外部の人間と会わせないようにするなど、社会と関わらせない行為。
携帯電話の履歴やメールチェックを執拗に行うこともこれに該当します。
DVから逃げよう!気を付けた方がいい危険な男性の特徴は?
DV被害にあわないためにも、相手の特徴をある程度把握しておくのも重要です。
DVをする男性の特徴の中で、特に多い傾向がある5選を紹介していきます。
・行動を監視し、異常な程の束縛をする
DV男は、他の人に比べて嫉妬が強い傾向にあります。
相手がどこへ行くのかを逐一チェックし、誰と連絡をとっているのか、連絡先を消させる、遊びも制限をするなどの行動を起こします。
自分が必要以上に不自由さを感じたなら要注意です。
・物にあたる、物を投げる
感情の起伏が激しい男性は、自分の思い通りにならないと物にあたることがあります。
壁を蹴る、テーブルを蹴る、身近にある物を投げるなど、ケガをする危険性がある場合は注意が必要です。
物にあたるなどの行動が見られた場合は、一刻も早く離れることを検討しましょう。
・プライドが高い
DV男のほとんどはプライドが高く、こちらが冗談で発言したことでもすぐにキレたり不機嫌になったりします。
冗談が通じないタイプです。
気に入らないことがあるとそこから身体的暴力に発展したりすることがあるので、プライドの高い男性だと気付いたら注意しましょう。
・外面は大人しく、二人きりになると豹変する
パートナー以外の人と接しているときは、とても優しく大人しい印象を持たれる傾向があります。
しかし、二人きりになるとその態度は豹変し、パートナーに対して冷たくなったり暴言を吐くようになります。
外での態度と全く違う場合は、警戒することが必要です。
・育った環境が厳しい、過保護、DVを受けていた
DV男の特徴は、育った環境が関係していることが多いです。
幼少期から親の教育が厳しかったり過保護に育てられたりすると、プライドが高く完璧主義な性格になりやすくなります。
自分に厳しいだけでなく、パートナーにも完璧を求めます。そこからDVに発展していくのです。
そして、自分自身幼少期にDVを受けていた男性も、気付いたら同じ事をしていたということが多いようです。
パートナーを躾ける意味で、これくらいなら大丈夫だろうと思ってしまう心理が働きます。
ある程度の暴力は必要であると答える人が多いのは、このような環境で育ってきたことも関係しているのです。
・車に乗ると人が変わり、荒い運転になる
車を運転している時に、周りの車に対して少しでも嫌なことがあると、暴言を吐きながらずっと後を追い回したり、あおり運転をしたりする男性は特に要注意です。
一緒に乗っている妊婦の奥さんや、自分の子供が乗っていても関係ありません。
急ブレーキをかけたりして、家族を不安や恐怖に陥れます。
車の運転で人格が変わるかどうかも注意深く見ていく必要があります。
おわりに
この記事ではDVについて紹介してきましたが、冒頭で説明した通り自分がDVをされている自覚がない人が多いです。
この記事を読んで、少しでも当てはまったらすぐに警察や各機関に相談しましょう。
DVは犯罪です。
被害を受ける人が一人でも多く救われるように、DV男性の見分け方の参考にしてみてくださいね。
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