グルテンフリーが広まっている中、今注目されているのが米粉の存在ですが、その米粉の元となっているお米。
お米にはいくつか種類があるのはご存じでしょうか。
このブログでは米の種類を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
米の種類
米にはうるち米ともち米の二種類があります。
うるち米ともち米は「デンプン分子のあつまり」によって違いますが、デンプン分子にはアミロースとアミロペクチンの二つがあり、アミロペクチンは粘り気を出す分子です。
アミロペクチンの割合
うるち米…75～85%
もち米…100%
もち米は100%のアミロペクチンが含まれているため、うるち米に比べて粘り気が出るのはこのためです。
うるち米はさらにジャポニカ米、インディカ米、ジャパニカ米の三種類に分かれます。
ジャポニカ米(日本型)
日本、朝鮮半島、中国北部で生産
世界の2割弱がジャポニカ種
粒は丸く、粘り気が強い
水田で栽培される。日本はほぼこの方法
いもち病に弱い
日本のように雨が多く、水路など整備されている場所が適する
収穫は年1回
インディカ米(インド型)
東南アジア、アメリカなどで生産
世界の8割がインディカ種
粒は細長く、粘り気が少ない。さらさらしてくっつきにくい
陸稲で栽培される。種籾をそのまま畑にまいて育てる
いもち病に強く、農薬もあまり使わない
収穫は年2～3回
ジャパニカ米(ジャワ型)
熱帯ジャポニカとも呼ばれる
ジャワ島、インドネシア、イタリア、スペインなどで生産
生産量が少ない
幅広の大粒。熱を加えると粘り気が出るが、ジャポニカ米よりは出ない
あっさりした味
調理方法はインディカ米に近い
主に陸稲で栽培される
ジャポニカ米の変異種とされている
日本のお米の銘柄
日本にも、日本だけに存在する米があります。
酒米
酒造好適米、醸造用玄米とも呼ばれる
米醸造用の麹の原料。日本酒の原料になる米
タンパク質、脂質が少ない
粒は大きい
摩擦、熱に強く割れにくい
古代米
原種の性質が残った野生種の米
玄米では赤や黒の濃い色をしている
大量に収穫できないため、あまり流通していない
生命力が強く、苛酷な土地でも肥料や農薬不要で育つ
高栄養価で、ダイエットや美容に最適
(タンパク質、ミネラル、ビタミンなど)
赤米…タンニン
黒米…アントシアニンなど
おわりに
日本で栽培されているジャポニカ米は、世界と比べると2割弱と少ないことが分かりますね。
さらにそこからうるち米ともち米の二種類に分けられ、私たちの食卓に並んでいるのです。
米の種類について紹介してきましたが、ここからどのように米粉になっていくのかをまた次回紹介していくので、ぜひ楽しみにしていてくださいね！
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